鹿児島でワキガ治療を保険適用で受けるならどこがいい?

「汗をかいたときにニオイが気になる」「周囲の反応が気になってしまう」などワキガの悩みを抱える方にとって、日常生活の中で不安を感じる場面は少なくありません。特に人と接する機会が多い職場や学校では、対策をしていても十分なのか不安になることもあるでしょう。
ワキガの治療にはさまざまな方法がありますが、費用の面で不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。実は、ワキガ治療には健康保険が適用される場合があります。保険適用の条件を満たせば、自己負担を抑えながら治療を受けることが可能です。
本記事では、ワキガの症状や原因を解説するとともに、保険適用の条件や治療法について詳しく説明します。また、鹿児島でワキガ治療を検討している方のために、美容外科の選び方のポイントもご紹介します。適切な治療を受けるための第一歩として、是非参考にしてみてください。

ワキガとは?症状や原因を解説

ワキガとは、汗に含まれる成分が皮膚の細菌と反応することで強い体臭を発生させる状態を指します。医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれ、軽度のものから日常生活に支障をきたすほど強いものまで、その程度には個人差があります。日本人の中では比較的少数派の体質とされていますが、本人にとっては大きな悩みとなることも少なくありません。

ワキガの主な症状

ワキガの症状は、単なる汗のニオイとは異なり、特有の強いニオイが発生する点が特徴です。代表的な症状として、以下のようなものが挙げられます。

  • 脇からツンとした独特なニオイがする
  • シャツの脇部分が黄ばみやすい
  • 耳垢が湿っている

ニオイの程度には個人差がありますが、特に汗をかいたときや運動後に強くなる傾向があります。また、思春期以降に症状が目立ち始めることが多く、ホルモンバランスの影響も関係していると考えられています。

ワキガの原因

ワキガの主な原因は、汗を分泌する「アポクリン汗腺」の働きにあります。人の体には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」という2種類の汗腺が存在しますが、このうちアポクリン汗腺から出る汗には脂質やタンパク質、アンモニアなどが含まれています。この成分が皮膚の常在菌によって分解されることで、特有のニオイが発生します。
また、ワキガは遺伝の影響を強く受けることが分かっています。両親のどちらかがワキガ体質の場合、その子どももワキガを発症する確率が高くなると言われています。その他にも、ストレスや食生活の乱れが原因で汗の成分が変化し、ニオイが強くなることもあります。

ワキガの診断方法

ワキガは自分では気づきにくいことが多く、正確な診断を受けるには医療機関での検査が必要です。ワキガの診断は、問診と検査の結果を総合的に判断して行われます。
まず、問診ではワキガの特徴的な症状があるかを確認します。具体的には、耳垢が湿っているかどうか、シャツの脇部分が黄ばみやすいか、家族にワキガの人がいるかなどの質問をされます。これらはワキガ体質の人に多く見られる特徴であり、診断の参考となります。
次に、医師が行う検査として「ガーゼテスト」や「ヨードテスト」があります。ガーゼテストは、脇の下にガーゼを挟んで一定時間放置し、発生したニオイの強さを確認する方法です。一方、ヨードテストは、脇の下にヨード液を塗布し、その上からデンプンを振りかけることで、アポクリン汗腺から分泌される汗の量を測定する方法です。汗とヨード液が反応すると色が変わるため、ワキガの程度を客観的に判断できます。

ワキガ治療は保険適用されるのか?

保険適用か調べていいる女性

ワキガ治療にはさまざまな方法がありますが、すべての治療が健康保険の適用対象となるわけではありません。保険適用されるかどうかは、治療法の種類やワキガの症状の程度によって異なります。ここでは、保険適用と自由診療の違いや、保険適用の条件について詳しく解説します。

保険適用と自由診療の違い

ワキガ治療には、保険が適用される治療と、自由診療となる治療があります。
保険適用の治療は、健康保険が適用されるため、自己負担額を抑えることができます。ただし、手術が必要になるケースが多く、ダウンタイム(術後の回復期間)も考慮しなければなりません。
自由診療のワキガ治療は、すべて自己負担となりますが、手軽に受けられる治療方法が多く、傷跡が残りにくい施術も選択できます。
費用を抑えながら確実な治療を受けたい場合は、保険適用の治療法を選ぶのが有効です。ただし、すべてのクリニックで保険適用の治療を受けられるわけではないため、事前に確認することが重要です。

保険適用になるワキガ治療の条件

ワキガの治療が保険適用になるかどうかは、以下の条件を満たしているかどうかで判断されます。

  • ワキガの症状が明らかであること
  • 保険適用の治療法を選択すること
  • 指定医療機関で治療を受けること

ワキガの治療が保険適用となるためには、まず医師の診断によって症状が明らかであると認められる必要があり、軽度の場合は適用外となることもあります。さらに、保険適用が認められている治療法を選択することが条件となり、代表的な方法として脇の下を切開してアポクリン汗腺を直接取り除く外科手術があり、高い治療効果が期待できます。加えて、すべてのクリニックが保険適用のワキガ治療に対応しているわけではないため、保険診療を取り扱う指定医療機関を選ぶことも重要です。

ワキガの治療法

ワキガの治療法には、手術による根本的な治療と、注射やレーザーを用いた対症療法があります。その中でも、保険適用される手術として「皮弁法(ひべんほう)」が挙げられます。これは、アポクリン汗腺を直接除去することで、ワキガの原因を根本から取り除く治療法です。
皮弁法は、ワキの下を数センチ切開し、皮膚を裏返してアポクリン汗腺を目視で確認しながら取り除く手術です。医師が汗腺の位置を直接確認できるため、ニオイの原因となるアポクリン汗腺をしっかりと除去できるのが特徴です。切開した部分は、手術後に縫合し、一定期間のダウンタイムが必要となります。

鹿児島でワキガ治療ができる形成外科の選び方

ワキガ治療を受ける際は、形成外科選びがとても重要です。特に保険適用の治療を希望する場合は、対応している医療機関を選ぶ必要があります。また、治療の実績やアフターケアの充実度も確認し、安心して治療を受けられる環境を整えることが大切です。ここでは、鹿児島でワキガ治療を受ける際に押さえておきたい形成外科の選び方を解説します。

保険適用の治療に対応しているか確認しよう

ワキガ治療には、保険適用が可能な治療法と自由診療のみの治療法があります。保険適用を希望する場合は、事前にクリニックが保険診療に対応しているかを確認しましょう。特に「皮弁法」といった手術を行っている医療機関は、保険適用の可能性が高いです。一方、ボトックス注射やミラドライなどの自由診療のみを提供しているクリニックもあるため、自分の希望に合った治療が受けられるか事前に問い合わせることをおすすめします。ただし、ボトックス注射は重度の原発性腋窩多汗症と診断された場合、保険適用で治療を受けることができます。

治療実績が豊富なクリニックを選ぶポイント

わきがの手術を受けた女性

ワキガ治療は、医師の技術や経験によって仕上がりが大きく左右されるため、実績が豊富なクリニックを選ぶことが重要です。具体的には、過去の症例数が多いか、医師の専門分野や経歴を確認することに加え、口コミや評判を調べることがポイントとなります。公式サイトで治療実績を公開しているクリニックもあるため、手術件数や施術後の経過について事前に情報を集めておくと安心です。また、実際にカウンセリングを受け、医師と直接話をすることで、信頼できるかどうかを見極めるのも良い方法です。

費用やアフターケアも重要なチェックポイント

クリニックで支払いをしているところ

ワキガ治療を受ける際は、治療費の確認も欠かせません。保険適用の手術であれば自己負担額を抑えることができますが、自由診療の場合はクリニックごとに料金が異なります。事前に治療費の目安を確認し、追加費用の有無もチェックしておくと安心です。
また、術後のアフターケアが充実しているかどうかも重要なポイントです。ワキガ治療の手術後は、腫れや痛みが生じることがあるため、適切なケアを受けられる環境が整っているクリニックを選びましょう。再診や相談がしやすいクリニックを選ぶことで、術後の不安を軽減できます。
鹿児島でワキガ治療を検討する際は、これらのポイントをしっかりと押さえ、自分に合ったクリニックを選びましょう。

鹿児島でワキガ治療を検討するなら「春山クリニック」へ

ワキガ治療を検討する際、どのクリニックを選ぶかは非常に重要です。近年、形成外科の数が増える一方で、医療者の技術や知識のレベルにはばらつきが見られるようになりました。そのため、確かな技術を持つ医師のもとで治療を受けることが、安全で満足のいく結果を得るためのポイントになります。
「春山クリニック」は美と血行を重視する形成外科専門医が在籍し、全身の体表にある主な血管・神経・筋肉の構造を熟知した上で治療を行っています。これにより、施術の安全性を高めるだけでなく、合併症のリスクを最小限に抑えた治療が可能です。ワキガ治療においても、確かな技術と豊富な経験を活かし、一人ひとりの症状や希望に合わせた最適なプランを提案しています。

形成外科や美容外科が初めての方も安心してカウンセリングにお越しください

カウンセリングをしている看護師

また、「春山クリニック」では、患者の悩みや理想とするゴールをしっかりとヒアリングし、単に症状を改善するだけでなく、その人が望む最良の結果へと導く治療を提供しています。無理な押し売りや医療ローンの提案は一切行わず、美容医療はあくまで自分の意思で納得した上で受けるべきものと考えています。
鹿児島でワキガ治療を検討している方は、ぜひ一度「春山クリニック」に相談してみてください。確かな技術と丁寧なカウンセリングで、あなたに最適な治療方法を提案させていただきます。

<このページの監修医>

春山 勝紀(はるやま かつのり)

春山 勝紀

<資格>
日本形成外科学会専門医
日本美容外科学会正会員(JSAPS)
日本創傷外科学会専門医
日本褥瘡学会会員
血管腫・血管奇形学会会員
日本乳房オンコプラスティンクサージャリー学会会員
日本マイクロサージャリー学会会員
九州手外科研究会会員
日本コスメティック協会認定スキンケアマイスター
ボトックスビスタ・ジュビダームビスタ・
ジュビダームビスタボリューマ受講終了

<経歴>

2005年 福岡大学医学部卒業、福岡大学医学部形成外科入局
2006年 済生会下関総合病院 形成外科
2008年 南川整形外科病院 手の外科外傷センター
2012年 都城市郡医師会病院 形成外科部長
2013年 福岡白十字病院 形成外科部長
2014年 今給黎総合病院 形成外科医長、鹿児島医療技術専門学校非常勤講師
2017年 春山クリニック開院