年齢とともに気になってくる「しわ」や「たるみ」、あるいは「鼻筋を通したい」「唇のボリューム感を整えたい」といったお悩みに、ヒアルロン酸注入は手軽かつ効果的な選択肢となります。
しかし、ヒアルロン酸注入は「どこで受けても同じ」ではありません。自然な仕上がりを実現するには、医師の技術力や審美眼が非常に重要。いわゆる“名医”と呼ばれるドクターに出会えるかどうかが、満足度を大きく左右します。
本記事では、ヒアルロン酸注入の基本から、名医を見極めるためのチェックポイントをご紹介します。ヒアルロン酸注入を検討している方にとって、きっと参考になる内容です。是非最後までお読みください。
ヒアルロン酸注入とは？手軽だけど奥が深い施術
ヒアルロン酸はもともと人の体内にも存在する成分で、水分保持力が高く、肌のハリや弾力を保つ役割を担っています。この特性を活かし、医療用に加工されたヒアルロン酸を注入することで、皮膚のボリュームアップやシワの改善、輪郭形成などを行います。
施術時間は比較的短く、メスを使わないため、ダウンタイムもほとんどありません。注入直後から効果を実感できるケースも多く、仕事帰りや週末の短い時間でも受けられるのが人気の理由です。
しかし注入する部位や量、使用する製剤、そして医師の技術力によって仕上がりは大きく変わります。簡単に見えて、非常に奥が深い施術であることもヒアルロン酸注入の特徴といえます。
こんなお悩みにヒアルロン酸注入がおすすめ
ヒアルロン酸注入はさまざまなパーツに対応できる汎用性の高い施術です。以下のようなお悩みを持つ方に特におすすめです。
しわ・ほうれい線が気になる
年齢とともに目立ってくるのがほうれい線や口元のマリオネットラインです。ヒアルロン酸を注入することで、内側から肌をふっくらと持ち上げ、シワを目立たなくすることができます。自然に若返った印象になり、「疲れて見られがち」というお悩みにも効果的です。
ここで、当院のスタッフの治療歴をご紹介します。
こちらの症例は目の下のヒアルロン酸の注入をした症例写真です。
目の下のヒアルロン酸を注入する事でシワを改善しています。
それ以外に、エラボトックスにより、エラを改善し、小顔にしています。さらに、糸リフトを挿入することで頬やマリオネットラインをしっかり引き上げフェイスラインもスッキリ仕上げています。
目の下はコラーゲン注射をすることで、しわや茶クマを改善しています。
ヒアルロン酸だけでなくコラーゲン注射を組み合わせる事で、相乗効果で肌質を明るくし、ツヤも出すことが可能です。
たるみや深いシワが気になる
この症例写真は、たるみを改善した症例です。
たるみの原因は様々で、皮膚のたるみや萎縮、筋肉の萎縮・衰え、脂肪の下り、骨の萎縮などが挙げられます。この症例の場合、両頬の気になる皮膚を切除してリフトアップを行った後に、
残ったほうれい線と頬のもたつきやたるみに対してヒアルロン酸とPCL製剤のラフレンを注入する事で、たるみを改善した症例になります。
皮膚が余って折りたたまれたようなシワは手強く、１つの治療ではなく複数のメニューを組み合わせた治療がお勧めです。
鼻・唇のバランスを整えたい
メスを使わずに、鼻筋を通したり、唇にボリュームを出したりすることも可能です。ヒアルロン酸ならではの微調整がきく特性を活かし、顔全体のバランスを整えることができます。美容整形に抵抗のある方にも人気のポイントです。
こちらの症例は唇にヒアルロン酸を注入した症例です。唇のヒアルロン酸の効果は持続期間3ヶ月〜6ヶ月程度になります。
唇のヒアルロン酸はボリュームアップやアヒル口などの形成だけでなく、唇のシワが気になる方にも有効な施術です。
額（おでこ）を整えたい
こちらの症例は、額にヒアルロン酸を注入して額を綺麗に形成した症例です。
今回は、「レスチレン」という製剤を使用しました。
レスチレンは、強度が高く、リフト力も高い。そして、持続力がある製剤です。特に、額のヒアルロン酸注入は、額のシワが気になる方や、額のくぼみが気になる方、額の丸みを出したい方におすすめです。
顎のラインが気になる
こちらの症例は顎のヒアルロン酸の症例写真です。
加齢と共に、骨が痩せて筋肉や脂肪が収縮・衰退することにより、
皮膚のたるみがでてしまいます。それに付随して、顎もボリュームが減ってきます。顎のボリュームが減るとスッとした印象でない顎になってしまいます。
このような場合、顎にヒアルロン酸を入れる事で手軽にスッキリとした顎のラインを形成する事が可能です。
顔全体の印象を若々しくしたい
加齢により顔のボリュームが減り、フェイスラインがぼやけたり、頬がこけたように見えることもあります。ヒアルロン酸を効果的に注入することで、若々しく、ハリのある印象に整えることが可能です。リフトアップ効果を目的とした注入も人気があります。
鹿児島で「名医」と呼ばれるドクターをどう見極めるか
ヒアルロン酸注入は、一見するとシンプルな施術に思えるかもしれませんが、実際には医師の技術や審美眼によって仕上がりが大きく左右されます。だからこそ、「どのクリニックで受けるか」よりも「誰に施術してもらうか」が何よりも重要です。
特に鹿児島のように美容クリニックが増えている地域では、医師選びに迷ってしまう方も多いはずです。ここからは、ヒアルロン酸施術で失敗しないための基礎知識と、信頼できる「名医」を見極めるためのポイントをわかりやすくご紹介します。
ヒアルロン酸施術で失敗しないために知っておきたいこと
ヒアルロン酸注入による失敗例としては、「不自然な仕上がりになった」「左右のバランスが崩れた」「過剰に入れられて顔がパンパンになった」などが挙げられます。これらの多くは、医師の経験不足や、美的センスの欠如、カウンセリング不足によるものです。
また、ヒアルロン酸製剤にもさまざまな種類があり、部位や目的に応じた適切な選択が求められます。一人ひとりの骨格・筋肉・皮膚の状態を見極めたうえで、どの製剤をどのくらい使うかを判断できる医師でなければ、自然な仕上がりにはなりません。
つまり、「注入技術」だけでなく、「診る力」や「対話する力」も名医に欠かせない要素なのです。
信頼できる名医の特徴
では、どのようなドクターが“信頼できる名医”なのでしょうか。ここでは、クリニック選びの際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
骨格・表情・バランスを総合的に診てくれる
信頼できる医師は、シワやたるみといった表面的なお悩みだけに目を向けるのではなく、その方の骨格、筋肉の動き、脂肪のつき方、そして表情のクセまでを含めて総合的に診察します。たとえば、同じほうれい線の悩みであっても、頬のボリュームが落ちているのか、筋肉の動きに原因があるのかによってアプローチはまったく異なります。
また、顔はパーツ単体で成り立っているわけではなく、全体のバランスが美しさの鍵を握ります。信頼できる医師ほど、局所的な改善にとどまらず、顔全体の調和を考えて施術プランを立てます。自然で違和感のない仕上がりを目指すうえで、この「診る力」は非常に重要です。
使用するヒアルロン酸製剤にこだわりがある
ヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、それぞれに硬さや柔らかさ、粘性、持続性などの特徴があります。どの製剤を、どの部位に、どの深さで注入するかによって、仕上がりの自然さや安全性に大きな差が出てきます。そのため、信頼できる医師ほど、製剤の選定に強いこだわりを持っています。
たとえば、しわのように皮膚が薄い部分には、やわらかくてなじみやすい製剤を使うことで自然な仕上がりになります。一方で、鼻や顎の形成など、形状の維持が求められる部分には、硬さのある製剤が適しています。また、唇や涙袋のようにデリケートな部位では、弾力と柔らかさを兼ね備えた製剤が必要です。
製剤名を明確に説明し、それぞれの特徴や適応について丁寧に話してくれる医師は、製品への理解が深く、安全性と結果の両立を意識した施術を行っていると言えます。
ナチュラルな仕上がりを大切にしている
ヒアルロン酸注入で満足度が高い結果を得るためには、「自然で違和感のない仕上がり」が非常に重要です。信頼できる医師は、注入したことを感じさせないような、さりげない変化にこだわります。「変わったけど、不自然ではない」「キレイになったけど、やりすぎていない」という絶妙なバランスを実現するためには、高度な技術と美的感覚が求められます。
ナチュラルな仕上がりを実現するには、単に量を控えめにするのではなく、どこにどのように注入するかという細かな設計が必要です。また、患者様の希望を尊重しつつも、「やりすぎると不自然になる」ことを正直に伝えられる誠実さも、名医の資質のひとつです。
症例写真を見たときに、不自然なふくらみや硬さを感じないか、もとの顔立ちを活かした変化になっているかを確認するのも、ナチュラル志向の医師を見極めるひとつの方法です。
丁寧なカウンセリングとアセスメントがある
名医に共通しているのは、施術前のカウンセリングとアセスメントにしっかりと時間をかけるという姿勢です。ヒアルロン酸注入は、一人ひとり異なる悩みや顔立ちに合わせて行う「オーダーメイド施術」です。そのため「どうなりたいか」という気持ちを丁寧に聞き取り、それを叶えるための最適な方法を提案することが非常に重要です。
また、顔の筋肉や骨格、皮膚の厚さ、左右差などをしっかりと評価することで、注入の位置や深さ、使用する製剤の種類が決まります。この事前評価（アセスメント）をおろそかにせず、施術の目的やリスク、予想される効果についてもきちんと説明してくれる医師は、施術後のトラブルを防ぎ、満足度の高い結果を出すことができます。
鹿児島「春山クリニック」のヒアルロン酸施術が選ばれる理由
「春山クリニック」では、ただシワを埋める、ボリュームを出すというだけではなく、一人ひとりのお顔立ちや筋肉の動き、表情のクセまで丁寧に診ながら、自然で美しい仕上がりを大切にしています。
最小限の注入で最大限の効果を引き出す「ミニマムフィラー」をはじめ、部位ごとに適した製剤を厳選し、リスクを抑えながらも満足度の高い結果を目指しています。さらに、たるみにアプローチする独自の注入技術「リモデリングヒアル」により、より立体的で若々しい印象づくりにも力を入れています。
ミニマムフィラーとは？最小量で最大効果を追求する独自技術
当院が導入している「ミニマムフィラー」は、お顔に必要な最小限のヒアルロン酸を、適切な箇所に、適切な量で注入する技術です。私たちが目指しているのは、単に変化を加えるのではなく、ナチュラルな美しさを引き出すこと。そのためには、顔全体のバランスや骨格、左右差、そして表情筋の動きまで細かく見極めることが欠かせません。
「少ない本数で、最大限の効果を」という考え方のもと、量よりも質にこだわったヒアルロン酸注入を行っております。過剰な注入による不自然さを避けたい方、さりげない若返りを求める方に特にご好評をいただいております。
部位別で製剤を使い分ける技術力
ヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、それぞれに適した特性があります。当院では、それぞれの目的や注入部位に応じて、複数の製剤を使い分けることで、より安全で自然な仕上がりを追求しています。
例えば、しわの改善にはやわらかくてなじみのよい「レスチレン」を主に使用しています。鼻筋の形成には形状をしっかり保てる「ベロテロインテンス」、唇のボリュームアップや輪郭形成には自然なツヤと弾力のある「テオシアル リデンシティ」を採用しております。これらの製剤選びは、お悩みや理想のイメージに合わせてカスタマイズしています。
たるみにアプローチする「リモデリングヒアル」も導入
加齢による顔のたるみや下垂感にお悩みの方には、「リモデリングヒアル」という新しいアプローチもご提案しています。これは、失われたボリュームをただ補うのではなく、本来の位置に戻すように設計された注入法で、フェイスラインの引き締めや頬のリフト感を自然に実現します。
単に若返らせるのではなく、その方本来の表情や輪郭の中にある美しさを再構築する――それがリモデリングヒアルの目的です。表面的な変化ではなく、深層の構造を理解した上での注入設計により、より立体的で調和のとれた印象に仕上がります。
＜このページの監修医＞
春山 勝紀（はるやま かつのり）
＜資格＞
日本形成外科学会専門医
日本美容外科学会正会員（JSAPS）
日本創傷外科学会専門医
日本褥瘡学会会員
血管腫・血管奇形学会会員
日本乳房オンコプラスティンクサージャリー学会会員
日本マイクロサージャリー学会会員
九州手外科研究会会員
日本コスメティック協会認定スキンケアマイスター
ボトックスビスタ・ジュビダームビスタ・
ジュビダームビスタボリューマ受講終了
＜経歴＞
2005年 福岡大学医学部卒業、福岡大学医学部形成外科入局
2006年 済生会下関総合病院 形成外科
2008年 南川整形外科病院 手の外科外傷センター
2012年 都城市郡医師会病院 形成外科部長
2013年 福岡白十字病院 形成外科部長
2014年 今給黎総合病院 形成外科医長、鹿児島医療技術専門学校非常勤講師
2017年 春山クリニック開院