剪除法(わきが・多汗症の保険適用手術)

剪除法(せんじょほう)は、わきの下の皮膚を切開してアポクリン汗腺とエクリン汗腺を直視下で確実に除去する、わきが・多汗症の根本的な外科治療(手術)です。
重度の原発性腋窩多汗症やわきが(腋臭症)に対して保険適用となる手術治療であり、確実に永続的な治療効果が期待できます。
剪除法であれば、手術により汗腺を物理的に除去することができるため、治療後の再発リスクが低く、症状の根本的な改善を期待することができます。
春山クリニックでは、経験豊富な医師が丁寧な手術を行い、患者様の症状に応じた治療をご提供いたします。
手術には一定のダウンタイムが必要ですが、適切な術後管理により合併症のリスクを最小限に抑え、美しい仕上がりを実現いたします。
鹿児島県鹿児島市で剪除法(わきが・多汗症の保険適用手術)をお考えの方は、ぜひ春山クリニックまでご相談ください。
剪除法とは?

剪除法(せんじょほう)は、わきの下の皮膚を3〜5cm程度切開し、皮膚を裏返してアポクリン汗腺(わきがの原因となる汗腺)とエクリン汗腺(汗を分泌する汗腺)を直視下で除去する外科手術です。
医師が直接目で確認しながら汗腺を除去できるため、より確実にわきがの原因となる汗腺を除去することができます。
剪除法であれば、取り残しを最小限に抑えることができるため、再発のリスクが低く、しっかりとわきがの臭いを抑制することが可能です。
剪除法の保険適用条件
剪除法を保険適応(保険診療)で実施するためには、医師による腋臭症(えきしゅうしょう)の診断が必要になります。
診断基準としては「悪臭が著しく、他人の就業や社会生活に支障を生じる事実が明確で、医学的に治療が必要と判断される場合」が該当します。
そのため、軽微なわきが症状や美容目的の場合は保険適用外となります。
また、多汗症における剪除法の保険適応条件としても、「医師による診断で重度の腋臭症(ワキガ)と認められ、悪臭が著しく他人の就業や社会生活に支障をきたす場合」に限られています。
つまり、多汗症単独での保険適用はなく、「重度の腋臭症を伴う場合」にその治療法としての剪除法が保険適用され、その結果多汗症にも効果が期待できるということになります。
春山クリニックでは、「保険適応になるかどうか」ということも含めて、しっかりと診断をさせていただきます。
わきがや多汗症にお悩みの方は、どうぞお気軽に、春山クリニックまでご相談ください。
剪除法がおすすめな方

- 重度のわきがで日常生活に著しい支障のある方
- 重度の多汗症で他の治療法で効果が不十分だった方
- 根本的な治療を希望される方
- 再発のリスクを最小限に抑えたい方
- 保険適用での治療を希望される方
- 他の治療では満足な結果が得られなかった方
- より確実な治療効果を求める方
剪除法の手術の流れ
術前カウンセリング・診察

患者様の症状を詳しくお伺いし、わきがや多汗症の程度を医師が丁寧に診察いたします。
適切に保険適用の条件を満たしているかの判断も行いますので、どうぞご安心ください。
麻酔

適切な麻酔を行い、手術時に痛みを感じないようにいたします。
しっかりと十分な麻酔を行いますので、手術時に痛みを感じる心配はございません。
皮膚切開
わきの下のしわに沿って3〜5cm程度の切開を行います。
傷跡が目立ちにくい位置を選択し、丁寧に切開いたしますので、術後の傷跡は最小限となります。
汗腺の除去
皮膚を裏返して汗腺の分布を直視下で確認し、アポクリン汗腺とエクリン汗腺を丁寧に除去します。
取り残しがないよう、細心の注意を払って手術を行います。
縫合・術後管理

皮膚を丁寧に縫合し、圧迫固定を行います。
手術後は安静にしていただき、状態を確認いたします。
痛み止めや抗生剤を処方しますので、医師の指示を守って、安静にお過ごしいただきますようお願いいたします。
春山クリニックでは、経験豊富な医師が安全で丁寧な手術を行います。
鹿児島県鹿児島市でわきがや多汗症でお悩みの方は、ぜひお気軽に春山クリニックまでご相談ください。
剪除法のダウンタイム
手術当日から3日程度は、わきの下の腫れやむくみ、炎症などが生じる可能性があります。
処方する痛み止めや抗生物質を適切にご使用いただきますようお願いいたします。
1週間程度で抜糸を行います。
2〜3週間程度経過すると腫れが軽減し、腕の動きがほぼ正常に戻り、軽い運動なども可能になります。
※運動の内容にもよりますので、必ず医師までご確認ください。
1〜3ヶ月程度で完全に回復し、傷跡が徐々に目立たなくなっていきます。
術後の注意点
- 手術後1週間程度は腕を大きく動かさないでください。
- 重いものを持ったり、激しい運動は3週間程度控えてください。
- 処方された薬を適切に服用してください。
- 感染予防のため、清潔を保ってください。
剪除法に関するよくあるご質問
剪除法の手術は痛いですか?
手術中は麻酔により痛みはありません。術後の痛みも適切な痛み止めでコントロール可能です。
剪除法の傷跡は目立ちますか?
わきのしわに沿って切開するため、傷跡は目立ちにくくなります。時間の経過とともに傷跡は薄くなり、最終的にはほとんど分からなくなります。
剪除法を受けた後、仕事はいつから復帰できますか?
デスクワークであれば1〜2週間程度、肉体労働の場合は3〜4週間程度で復帰可能です。職種により異なりますので、詳しくはご相談ください。
剪除法は再発することがありますか?
剪除法は汗腺を直視下で除去するため、再発率は非常に低いです。万が一臭いが残った場合にも、部分的な再手術で対応可能です。
剪除法の保険適用の条件を教えてください。
重度の症状で日常生活に著しい支障をきたしている場合に保険適用となります。詳細な診察により適応を判断いたします。
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